ロシア音楽の夕べ

ロシア音楽って、ノスタルジーだけの音楽じゃないのですね。
日本フィルの横浜公演へ。
曲目
グラズノフバレエ音楽《ライモンダ》より』
チャイコフスキー交響曲第6番《悲愴》』
すべてロシアの作曲家の音楽かつ、指揮者もロシア出身の巨匠アレクサンドル・ラザレフ。
ノスタルジックかつロマンチックな気分にどっぷり浸る予定でしたが。。
60代も後半に入るマエストロが長い手足を存分に振り回し、ぐいぐいぐいぐい速いテンポで音楽を引っぱります。
『悲愴』って、こんなに躍動感あふれる音楽でしたっけ?
ポップスは歌手によるオリジナルの音楽が確実に存在しますが、クラシック音楽はそういうわけではなく演奏者によって変化するもの。
それでも譜面には作曲者の指示が記されており、変わるといってもある程度の範囲内という感覚はあります。
ところが、今回の演奏は慣れ親しんだ曲であるにもかかわらず、全く違った印象。
テンポの設定が大きいと思いますが、なんて躍動的&ド迫力。
ド肝を抜かれましたが、新鮮でまたこれもよしかな。